JOJOじょじょのお絵かきブログ

映画や旅行に関するイラストや漫画を描きます。和韓翻訳中に気になった単語を調べたりします。

【映画と食事】ムーンライト Moon light(2016)

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映画祭でたくさん賞をもらったとか、出演陣が黒人がほとんどで今までの映画メイクアップと照明の使い方が全然違う形で進んだとかの噂は聞いたものの、あまり事前知識なく見に行った『ムーンライト』。

 

 

実際映画を見てみると、映画祭向けの感動演出とかは割と少なく、美しい画面と音楽に圧倒されるばかりだった。

 

何より王家衛(ウォン・カーウァイ)の影響を強く受けた監督らしく、王家衛映画へのオマージュや愛が感じられる部分がたくさんあっていい。

 

夜中のダイナーで二人で食事をとったり、一緒に音楽を聴いたり、肩に寄りかかったり……王家衛映画から色々借りすぎと思う人もいるかもしれないが、王家衛マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007)のアメリカよりバリー・ジェンキンスのムーンライト(2016)のアメリカが王家衛らしく感じたくらいだった。

 

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ユジク阿佐ヶ谷で見ました。結構ギリギリ…!映画館で見られてよかった。

 

個人的に一番よかったのは、食べ物が出てくるシーンだった。みんなが取り上げるドライブのシーンや海で泳ぐシーンもとても強烈で心に残るものだったが、食事シーンほど主人公シャロンを囲んでいる「愛」が読み取れるシーンは他にない。

 

フアンとテレサーが出してくれるジュースや食事は、「子どもは大人の言うことを聞きなさい」のような命令や圧迫なしに理由も見返りもない子どもへの愛をそのまま表しているようだった。

 

ケヴィンがシャロンのために作った南米式チキングリールとキューバ風黒豆料理。
いかにも高級素材を贅沢に使った料理ではなくても、フアンの故郷にゆかりのある料理を熱心に作る姿からケヴィンのシャロンに対する愛が伝わってくる。

 

理由も見返りも欲しない愛と支持をもらった記憶を思い出させてくれて
映画が終わってしばらくの間、幸せなようで少しは寂しい気持ちに浸かっていた。

 

 

その他諸々

  1. ケヴィンが作ってくれたチキングリールが「Pollo a la Plancha」か「ARROZ CON POLLO」のどれなのかよくわからない。スペイン語や南米料理に詳しい方があったら教えてください:)
  2. フアン役のマハーシャラ・アリは『ハウス・オブ・カード 野望の階段』で二重スパイっぽいロビストレミー・ダントン役を演じたので、最初シャロンに悪さするのではないかとハラハラしながら見ました。
  3. もう期間は終わったけど、ムーライトで出てきた料理が食べられるプランがあったみたい。

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